前回は桂枝加竜骨牡蛎湯を紹介しました。
今回は柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)である。
多汗症に対する薬ではないが、私みたいに精神的な要素によって汗がでたり、赤面したりする人に使われる漢方薬である。
効能・効果
体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う次の諸症:
高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘
成分・分量
日局サイコ 2.5g 日局ハンゲ 2.0g 日局ケイヒ 1.5g 日局ブクリョウ 1.5g 日局オウゴン 1.25g 日局タイソウ 1.25g 日局ニンジン 1.25g 日局ボレイ 1.25g 日局リュウコツ 1.25g 日局ショウキョウ 0.5g
引用元:https://www.tsumura.co.jp/products/ippan/021/index_s.html
なぜ、この漢方が気になったかというと体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う神経症などであるというとこである
しかし、漢方薬は副作用というものが少ないが、ゼロではない
以下は一部の副作用である。ほかにもいろいろとある
【甘 草】(カンゾウ)/偽アルドステロン症:顔や手のむくみ・尿量減少・体重増加・脱力感・筋力低下・筋肉痛・こむら返り・頭痛・のぼせ・肩こり・手足のしびれやこわばり・嘔気・嘔吐・食欲不振などの症状があらわれる。
【黄 今】(オウゴン)/間質性肺炎:空咳・発熱・労作時の息切れなどの症状があらわれる。
【麻 黄】(まおう)・【附 子】(ぶし)/心血管症状(動悸・不眠・神経症状):心臓がドキドキする・脈が早い・脈の乱れ・胸苦しい・悪心・嘔吐・不眠・イライラ・多量の発汗・舌のしびれなど。
【桂皮】(けいひ)・【当帰】(とうき)・【黄今】(おうごん)/薬疹(発疹・掻痒):発疹・皮膚発赤・掻痒・発熱など。
もし、漢方薬で治療したいときは精神科の医師らの指示で飲み始めた方がいいかもしれない。ネットで買うのもいいが、値段も処方してもらった方が安いかもしれない。
本日も読んでいただきありがとうございました!